レビュー

レトロCM

Golden Era of the 50's (V.A.) 50年代アメリカン・ポップスのコンピレーション。以上。 …では話にならないんで続けると、プラターズとかファッツ・ドミノとかジェリー・リー・ルイスとかリトル・リチャードとかレイ・チャー(以下略)とかがぎっしり詰まっ…

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Golden Era of the 50's (V.A.) 50年代アメリカン・ポップスのコンピレーション。以上。 …では話にならないんで続けると、プラターズとかファッツ・ドミノとかジェリー・リー・ルイスとかリトル・リチャードとかレイ・チャー(以下略)とかがぎっしり詰まっ…

吉田健一「酒肴酒」

吉田健一「酒肴酒」 あいかわらずヒマさえあれば酒に関する本を眺めているヲノです。 こないだ、美文家として名高い吉田健一の食に関するエッセイをまとめた文庫本を入手した。読み始めると止まらない。"美文"というより名調子。年季の入った落語家の枕のよ…

吉田健一「酒肴酒」

吉田健一「酒肴酒」 あいかわらずヒマさえあれば酒に関する本を眺めているヲノです。 こないだ、美文家として名高い吉田健一の食に関するエッセイをまとめた文庫本を入手した。読み始めると止まらない。"美文"というより名調子。年季の入った落語家の枕のよ…

THE PRODIGY「THEIR LAW」

PRODIGY "グレイテスト・ヒッツ [Limited Edition] " 付録DVDだけが目当てで買ったのですが、十分もとがとれました。ていうかおなかいっぱい!このバンドのサウンドカラー自体、過剰に詰め込んでギチギチにコンプかかったパンピン&ノイジーな音で、1曲でお…

THE PRODIGY「THEIR LAW」

PRODIGY "グレイテスト・ヒッツ [Limited Edition] " 付録DVDだけが目当てで買ったのですが、十分もとがとれました。ていうかおなかいっぱい!このバンドのサウンドカラー自体、過剰に詰め込んでギチギチにコンプかかったパンピン&ノイジーな音で、1曲でお…

EVALA「INITIAL」

INITIAL (port / PTCD002) これまたリリースは先月ですがヘビーローテーション中。旧鎗ヶ崎ジャーナルにもたびたび登場してたヴァラさんことEVALA氏の記念すべきファーストアルバム。 建築照明家の友人と話していて「“照明”の極意ってのはあかりを消すことな…

EVALA「INITIAL」

INITIAL (port / PTCD002) これまたリリースは先月ですがヘビーローテーション中。旧鎗ヶ崎ジャーナルにもたびたび登場してたヴァラさんことEVALA氏の記念すべきファーストアルバム。 建築照明家の友人と話していて「“照明”の極意ってのはあかりを消すことな…

「OHM+」

OHM+ [the Early Gurus of Electronic Music 1948 - 1980/+DVD] Box set (Ellipsis Arts / ELLICD3690 ) これも先月の収穫だけど、サウンドレコーディングマガジンの記事で見かけた瞬間「これは買うしかない!」と思ったCD/DVD「OHM+」。実はずっと前にCDの…

「OHM+」

OHM+ [the Early Gurus of Electronic Music 1948 - 1980/+DVD] Box set (Ellipsis Arts / ELLICD3690 ) これも先月の収穫だけど、サウンドレコーディングマガジンの記事で見かけた瞬間「これは買うしかない!」と思ったCD/DVD「OHM+」。実はずっと前にCDの…

「Sonic Acts」

"Sonic Acts XI - The Anthology of Computer Art" (THE WIRE Feb2006 付録) 渋東に隠遁して以来、書店やレコ屋を流す頻度は激減。その分、通販や雑誌の配送を利用する機会が増えている今日この頃。先月届いたイギリスの音楽雑誌THE WIRE(現在発売中)が最…

「Sonic Acts」

"Sonic Acts XI - The Anthology of Computer Art" (THE WIRE Feb2006 付録) 渋東に隠遁して以来、書店やレコ屋を流す頻度は激減。その分、通販や雑誌の配送を利用する機会が増えている今日この頃。先月届いたイギリスの音楽雑誌THE WIRE(現在発売中)が最…

優雅なる復讐

家にあったビデオ『コール・ポーター・ストーリー ユー・アー・ザ・トップ』を観る。 『ナイト・アンド・デイ』や『ビギン・ザ・ビギン』など、思想性皆無で「愛こそ全て!」と歌いあげるだけの甘ったるいラヴ・ソング(最大級の賛辞です、念のため)を多数…

優雅なる復讐

家にあったビデオ『コール・ポーター・ストーリー ユー・アー・ザ・トップ』を観る。 『ナイト・アンド・デイ』や『ビギン・ザ・ビギン』など、思想性皆無で「愛こそ全て!」と歌いあげるだけの甘ったるいラヴ・ソング(最大級の賛辞です、念のため)を多数…

マークレイ作品集

刊行されたことをWIRE誌のレビューで知り,わくわくしながらAMAZONで探して注文しておいたクリスチャン・マークレイの作品集が届いた. Christian Marclay (Contemporary Artists S.) マークレイは,ジョン・ゾーンと並ぶ80年代NYフリーミュージックの最重要…

マークレイ作品集

刊行されたことをWIRE誌のレビューで知り,わくわくしながらAMAZONで探して注文しておいたクリスチャン・マークレイの作品集が届いた. Christian Marclay (Contemporary Artists S.) マークレイは,ジョン・ゾーンと並ぶ80年代NYフリーミュージックの最重要…

ロボ・ブラジレイラ

『WITH ROBO BRAZILEIRA』 TOSHIYUKI YASUDA 「ロボ・ブラジル」という自動打楽器演奏マシンを、そう言えばかつて明和電機のステージでも用いていたが(もちろんこれはプロレスラー『ボボ・ブラジル』のダジャレ。…と言ってもこの名前を知っているのは30代後…

ロボ・ブラジレイラ

『WITH ROBO BRAZILEIRA』 TOSHIYUKI YASUDA 「ロボ・ブラジル」という自動打楽器演奏マシンを、そう言えばかつて明和電機のステージでも用いていたが(もちろんこれはプロレスラー『ボボ・ブラジル』のダジャレ。…と言ってもこの名前を知っているのは30代後…

夏から秋にかけての短編

『夏から秋にかけての短編』片岡義男 レイト'80sからアーリ−'90sにかけての片岡義男の量産ぶりは半端ではない。赤い背表紙の角川文庫だけで80冊(!)ほどの短編中編長編がある。それらは男女の洒脱な恋愛を描く「シティ派小説」の代表格とされていた。 しか…

夏から秋にかけての短編

『夏から秋にかけての短編』片岡義男 レイト'80sからアーリ−'90sにかけての片岡義男の量産ぶりは半端ではない。赤い背表紙の角川文庫だけで80冊(!)ほどの短編中編長編がある。それらは男女の洒脱な恋愛を描く「シティ派小説」の代表格とされていた。 しか…

底抜け宇宙

『Space Capades (Ultra Lounge 3) 』 V.A. 世にコンピレーション・アルバムは数あれど、ラウンジ音楽マニアでこれを知らなかったらモグリ!という、まさに決定盤がこの『ウルトラ・ラウンジ』シリーズ。レーベルのサイト(http://www.ultralounge.com/)を…

底抜け宇宙

『Space Capades (Ultra Lounge 3) 』 V.A. 世にコンピレーション・アルバムは数あれど、ラウンジ音楽マニアでこれを知らなかったらモグリ!という、まさに決定盤がこの『ウルトラ・ラウンジ』シリーズ。レーベルのサイト(http://www.ultralounge.com/)を…

酒について

『酒について』 エイミス 著/吉行淳之介+林節雄 訳 ある人が根っからの酒飲みであるという紛れもないしるしは、目に触れた酒に関する文章は何でもかでも読んでみることだ 本書のこんな言葉に、うなずかない酒飲みはいないだろう。いや、酒に関する文章だけ…

酒について

『酒について』 エイミス 著/吉行淳之介+林節雄 訳 ある人が根っからの酒飲みであるという紛れもないしるしは、目に触れた酒に関する文章は何でもかでも読んでみることだ 本書のこんな言葉に、うなずかない酒飲みはいないだろう。いや、酒に関する文章だけ…

BIG KNOB

MACKIEという音楽機器会社が、アメリカにある。音楽に携わる人間にとっては有名なブランドだ。 中でもここんちのコンパクト・ミキサーは、安くて丈夫で良い音と3拍子揃っていて、同種製品の中でも実に評判が良い。僕もライヴ用に使用しているが、買ってから…

BIG KNOB

MACKIEという音楽機器会社が、アメリカにある。音楽に携わる人間にとっては有名なブランドだ。 中でもここんちのコンパクト・ミキサーは、安くて丈夫で良い音と3拍子揃っていて、同種製品の中でも実に評判が良い。僕もライヴ用に使用しているが、買ってから…

ハサミを持って突っ走る

「ハサミを持って突っ走る」 オーガステン・バロウズ 著 先輩教授の青野聰さんがアメリカの小説を訳したと聞いたので、さっそく入手。(なにしろ、飲酒者の聖典『町でいちばんの美女』(ブコウスキー)の翻訳者ですからね! 青野さんが在任していたのは、多…

ハサミを持って突っ走る

「ハサミを持って突っ走る」 オーガステン・バロウズ 著 先輩教授の青野聰さんがアメリカの小説を訳したと聞いたので、さっそく入手。(なにしろ、飲酒者の聖典『町でいちばんの美女』(ブコウスキー)の翻訳者ですからね! 青野さんが在任していたのは、多…

ドリンキング・ライフ

「ドリンキング・ライフ」 ピート・ハミル 著 大酒飲みが酒をやめる話。 と一言で言ってしまうと身もふたもないので別の言い方をすると、コミック作家をめざした画学生が苦学の末、新聞コラムニストを務め、結局は作家になるまでの自叙伝。悪童が集うブルッ…

ドリンキング・ライフ

「ドリンキング・ライフ」 ピート・ハミル 著 大酒飲みが酒をやめる話。 と一言で言ってしまうと身もふたもないので別の言い方をすると、コミック作家をめざした画学生が苦学の末、新聞コラムニストを務め、結局は作家になるまでの自叙伝。悪童が集うブルッ…