朝から晩まで

WONO2007-11-30



早朝(←当方にとっては)渋谷を出て、通勤ラッシュの逆コースを京王線の終点まで辿り、多摩美へ到着。


授業もいよいよ大づめだ。2限の「映像メディア論」では、メタ・メディア的なCMを紹介(CMについてのCM、TVについてのCM…とか)。3限のVACクラスでは、教室入りしたら既に学生たちがファイナル・プロジェクト(映像展示とライヴパフォーマンスを組み合わせたイベントになるらしい)に向けて激しく打ち合わせしているところだったので、そのままフェードアウト。当方の考えるワークショップの理想とは「先生がいない(いらない)教室」なので、うまく行ってるなと内心ほくそえみつつ。


放課後は大学から直接、初台の新国立劇場へ。実は2003年に委嘱を受けて音楽を担当したダンス作品「Espresso」がめでたく再演される事になったのです。そのリハーサル。

「ダンス名作展 〜10年を振り返って未来への展望〜」
1997年の開場以来、新国立劇場では様々な振付家・ダンサーが登場してきた。この10年を振り返り、スタイルもテクニックも実に多彩な新国立劇場のダンス作品たちの中でも特に高い評価を受け、印象に残る4作品をここで再演する。

という話ですので、再演作品に選ばれたのは名誉なことです。ダンサー内田香さん・古賀豊さんの実力に加え、ステージ上でヴァイオリンを演奏し、かつ色々と演技も行う「3人目のダンサー」末永千湖さんの熱演も評価されたのではないかと思います(ちなみに彼女は当方の『弦楽四重奏曲』にも参加してくれてます)



リハで久々に顔を合わせた御三方、ルックスも体力も4年前と全く変わらない様子。さすがはパフォーマーですな!振り付けの変更点や新たなリクエストを聞き取り、持ち込んだMAC BOOKを使ってその場でどんどん音楽を鳴らしてみる。変更点もいくつか。末永さんの運動量もさらに増えている(微笑)


現代音楽とか純音楽作品の場合も再演って実はなかなか難しいんだけど、こうしたパフォーマンス作品の再演はさらに希有ではなかろうか。なので来年の上演、今からとても楽しみ。