博多再び

WONO2007-11-23


珍しくメンバー4人が同じ飛行機で羽田を発つ。(それぞれ多忙なので、いつもはけっこう別行動も多いのです)


ブラックベルベッツで博多に来るのは2回目だが、前回は「ブルーノート福岡」だった全く同じハコが、居抜きで「ビルボード福岡」に変わっているのであった。当然ながらサイズは一緒なのだが、レイアウトとかステージがどう変わったかは、当方の記憶が全く定かでないのでよくわからない。ただ今回、音響さんがとても良い感じで、ステージでのナカ音の響きを含め、とてもやりやすかったのは特筆しておきたい。


このバンドの場合、それぞれの立ち位置から出る生音(アンプの音も含め)でバランスをとってアンサンブルするのがポリシーなので*1最悪どんな環境でも演奏可能という自負はあるのだけれど、ナカ音(お客さんが聴いている"表の音"ではなく、ステージ上だけで聴こえる音)が良いと演奏が格段にやりやすいのは言うまでもない。



で、会場入りしたら既にオルガンもレンタルのROLAND VK-7がセッティング済み。当方の愛機はVK-8なので操作方法(音色の保存とか)が全然わからないのだが、ちゃんとマニュアルも一緒に置いて下さっていたので、すかさず音色を作ってはセーヴ…という「下ごしらえ」作業に入る。


音色の各パラメータを数値入力して作っていく、いわゆるデジタル系シンセと違い、オルガンの場合はドローバーをチャチャッと引き出して音色をつくるので、作業は格段に速いのは確かだ。ベースシンセとして使っているALESIS MICRONなんかだと、音色1個つくるのに平気で1時間ぐらいかかったりするし…(←もっと熟練しろとの声あり)


そんなこんなで、今夜は2ステージ演奏。祝日という事で1ステージ目はかなり早い時間。やはり夜が更けて2ステージ目あたりになった方が、お客さんのノリもテンションも高い気がしたのは確か。とはいえどちらのステージも、最初はクスクス笑い最終的には爆笑…となる流れに違いなし。博多のお客さん、温かかったッス!


終演後は当然、打上げ。


博多はしかしまあ「食の王国」と呼んで過言ではないよね。何を食べてもレベル高すぎ!思わず芋焼酎をガンガンこらしめてしまいました。いや「こらしめられた」か?最後は当然のように豚骨ラーメンまでたどりついて、撃沈…。

*1:ステージに立った事のない普通のお客さんには多分わからない事だと思いますが、ポップスの現場とかだと普通は、演奏者それぞれの生音はほとんど聴こえない状態で、観客が聴いている音とは全く違った"自分好みの音”をモニタースピーカーから出してもらい、それを聴きながら演奏するものなのです。