シーズン開幕

さあ今年も大学の始まりだ。


皮切りは火曜日に、昨年開講していた「音響構成」「即興演奏」2つのゼミ生たち合同による自主ライヴ。学内のがらんとしたホールにPA持ち込み、映像つかって、ライヴハウス状態にカスタマイズ。ミキサーも過去のOBに任せ、当方は黒子に徹する。授業とか単位とかそういう事じゃなくて、こんなふうに単なる「遊び場」として学校を使い倒すのって最高だ。そしてまた、ノイズインプロからエレクトロニカまで玉石混淆の、こんな得体の知れないコンサートを観に大勢の学生がつめかけ、最後までじっくり観てくれるのも、この美術大学の良いところだ。いやあ、熱い時間が過ごせました。


その宣伝効果もあってか、翌日の音響構成論ゼミ初日は予想以上の大入り。ただし講義ではなく演習なので、オーディエンスが多けりゃ良いってもんでもない。アンケートと音源を提出いただき、後で選抜せざるをえないのが悩ましい。


そのまた翌日のデザイン論ゼミ(と称してダンスミュージックを研究する予定の演習)、さらに翌日のVACこと映像音響創造ワークショップ、と3日連続でワークショップ形式の授業。これらはそれぞれ、15-25人程度の学生と濃密につきあいながらパーッと盛り上がっていかねばならぬタイプの授業なので、初日から気が抜けない。さらに、それらの合間に大教室で数百人が相手の講義も2コマある。毎週これらを回していく生活が今年も始まる。


そんなこんなでフランス公演の準備、遅々として進まず。
そうだ新しいトランクも買わなくちゃならないんだった。
ううう…