TAROで休日

連休中だから突然電話したって無理だろうと思いつつ電話してみたら意外にも簡単に予約がとれたので90分後に恵比寿でレンタカーをピックアップ。こんなふうにコンビニ感覚でイージーにクルマが借りられるなら正味の話、都内で自家用車を持つ必要って趣味嗜好以外に無いのかもしれない。馬鹿っ高価い駐車場代や車両税や車検費を払うストレスとも無縁だし(ま、その趣味嗜好ってやつがいちばん捨てられない部分ではあるけれど…)


で、これも連休中であることと関係あるのかないのかガラガラに空いている246号線を下って、川崎の生田緑地へ。「向ケ丘遊園」って駅名で言うとえらく遠く感じたが、走ったら渋谷から30分やそこらで着いてしまう。目的地は岡本太郎美術館伊藤俊治さん監修の「知覚」展を見物見学に。


内容は、写真からメディアアートまで日本の現代アートが総覧できるような濃いー作品群。なのだが… 常設の岡本太郎作品群と見比べると、やはりインパクトで負けるかと。


連れていった息子(1歳8ヶ月)もTAROワールドには魅惑されたようで、騒ぐことなくしっかり見とれていた。梅図かずおマンガや円谷プロにも通じるおどろおどろしい造形センスには、子どもの心をつかむ何かがあるのかもしれない。っていうか、ま、派手だしな。


しかしカフェのメニューに「TAROブレンド」コーヒー(おそらく濃いめの味かと)、そしてミュージアムショップには名菓「TAROの夢」……って……。 さすがはグラスの底に顔をつくった男の美術館である。なにが「さすが」なのか良くわかってないけど。