スーパーデラックス

WONO2007-10-01




というわけで久々に、全く打ち合わせなしの完全即興バトルをやらかしてきました。いやー楽しかった。音を出すその瞬間まで自分がこれから何をやらかすかわかっていないというこの「自由」さは、何にもかえがたい。


稲見さんとのデュオは、彼の作り出す幻想的な音響空間の中、好き勝手にサンプルやオルガンを弾いて遊ばせてもらったという感じ。


一方KSSの3人組は年季が入ってるだけあって、いわゆるフリー・インプロヴィゼーションだけじゃなくジャズからレゲエ、ロックンロールまでなにしろ引き出しが異様に多い。最後に行った全員セッションもそんなわけで、意外にポップというかグルーヴィな展開が楽しめた。


クラリネット、チェロ、ドラムといった生楽器たちに対抗するにはやはりアナログ楽器か…という事で、重さこらえてYC-20を持ち込んだのは大正解。デジタルキーボードと全く違った生音(トランジスタの音)の質感が演奏のモチベーションを大いに上げてくれる。このオルガン+コンピュータの組み合わせ、次の機会にも試してみるつもりだ。