夏の食卓2


暑い時は暑い国の料理を食べる。というのがやはり理にかなってるのではあるまいか?今年、我が家で流行ってるのは「シンガポール風チキンライス」。


1度だけ行った事があるシンガポールで、彼の地のチキンライスにガツンとやられた記憶がある。店ごとに色々とバリエーションがあってどの店も「オラが味」を自慢にしてるという意味で、ホンコンの粥、タイのカオパッ、バリのナシチャンプル…に匹敵する「国民食」とみた。日本でチキンライスというとケチャプ味の炒め飯…つまりオムライスの中に詰まってるアレを想像するのだが、シンガポール名物のソレは、チキンスープで煮込んだだけのごく淡白な味。和食の「鶏釜飯」に近い。体にやさしい味。


さて当方のレシピは。
(1)熱湯に鶏モモ肉をどっさり放り込み、しつこいぐらいアクを取りながら煮込む。
(2)アクが出なくなったらショウガとニンニクのぶつ切りを放り込み、ついでに塩と鶏ガラスープ粉末も少々入れて、ひとしきり煮てから、全ての具を取り出す。
(3)このスープを使って米を炊き始める(炊飯器で普通に炊くだけ)
(4)取り出した鶏肉は流水にさらして冷やし、大豆ぐらいの大きさに切り揃えておく。黄色い脂身は剥がして捨てる。ショウガとニンニクも後で付け合わせに使う(夏バテで食欲がない時は、このショウガを細かく刻んで炊飯器に入れるとグッと食欲をそそる香りに炊き上がります)。
(5)米が炊けたら、数分ほど蒸らしてから皿に丸く盛りつける。盛りつけたライスの脇に、さっきの鶏肉、ショウガ、ニンニクをドサッと添える。これらに[醤油+ゴマ油+ネギみじん切り+砂糖少々+みりん少々]のソースをドロッとかける。
(6)生ニンジンと生キュウリを適当にスライスして添える。


淡白なチキンライスと濃厚なゴマねぎ醤油ソースの組み合わせが最高で、ご飯ものにもかかわらず「ツマミ」としても成立するところが嬉しい。ビールがめちゃめちゃ進みますぜ。