IMI#2


大阪。IMI第2回。サウンドトラックについて実例を挙げながら具体的な話を続ける。


映像をつくる人で音について構造的に考えている人は意外と少ない気がする。もちろん感覚的には、音楽家の思いもよらないセンスの持ち主も多いけれど。


で、映像フレームに対する音のオン/オフやイン/アウトといった基本構造を徹底的に制御して作品をコントロールしている作家の例を探したら、ヒッチコック(例:『鳥』)とゴダール(例:『右側に気をつけろ』)という両極端な巨匠になってしまった。


もちろん観客の側も、音をさほど意識せず映像を観ている人は多い。だからこそ、気づかぬ間に心理操作を行うサブリミナル・メッセージを仕込むのに、サウンドトラックは実に有効なのだが。(例:『エクソシスト』)


しかし日帰り大阪旅はきついっす。と思って朝家を出た時間と帰宅時間を見たら、ふだん大学に行ってる日とさほど変わらず驚愕! 多摩美は往復3時間だからなー。