トークショー


というわけで特別講義『渋谷慶一郎のつくりかた』無事終了しました。


えーと渋谷先生はこちらの思惑通りガンガン毒吐きまくってくれまして。ダーティダズンにもマシンガントークにも慣れてない多摩美生の反応はポカーンという感じで「ちょっちょっと、ここ笑うとこですから」と当方が注釈するとホッとしたかのような笑い声が広がる…というなかなか香ばしい雰囲気で始まった。


記録ビデオは撮ったし、おいしい話もいっぱいあったんだけど、オフィシャルには一切公開できないな、これはな…。放送だったら「ピーーー」と電子音が鳴り続ける感じをわかっていただきたい(笑)しかし、まあ、そういったNG感も含めて深夜のトーク番組な世界観を味わっていただけたのなら幸いである。


渋谷氏が学生時代に行ったデビューリサイタルのフライヤーだの、ATAKレーベル始動以前にやった弦楽アレンジの音源だの、未発表の今後の予定だのと、情報のレア度はかなり高かったのではないか。既に知ってるネタにも「それはどういうことですか?」などとあえてツッコんでみせる当方の想定キャラはさしずめ『朝まで生テレビ』の田原総一郎といったところ。客席にいたEVALAくんまで引きずり出して(遊びに来ると聞いてたのだが、"遊び"などとノンキな事を言うのは10年早いぜ)トークを強要し、予定を30分ほど超過したところで終了。


その後の打上げには当方のゼミ生数名に加えて、今日モグリで聴講に来てた、東京大だの工芸大だの造形大だの一般社会人だのと所属はまちまちながら、渋谷門下で音つくってる奴とかATAKヤバイっすみたいなノリの野郎どもが集結。野武士集団のように飢えてスキあらば斬るぞとばかりにギラついた彼らの風貌は、昔の作曲学生やバンド野郎ってこういう暑苦しい感じだったよなあと懐かしさすら感じさせるものがあって、実に嬉しかった。まあ単にみんな腹が減りすぎてただけかもしれないが。


しかし、いつものことだが橋本で飲ってると帰れるかどうかだんだん不安になってくるのだな。居酒屋を出た後はすかさず電車に乗って渋谷駅まで帰る。渋谷中央街といえばここしかない24時間酒場『山家』へ。EVALAくん、渋谷くん、彼に呼び出されて出てきた夫人のマリアさんらと、最後は大人だけでほんとの打上げ。それほど量は飲んでないつもりだったが、今日の準備のため睡眠不足のせいか当方はかなり泥酔してたかも……めんぼくない。