また一歩野望に近づいた

世界史的にみればきわめて重要なこの日、個人史的にみればきわめて凡庸なバージョンアップ作業でまた1日を費やす。


サウンドアーティスト御用達の最重要ソフト、MAX/MSPのバージョンアップにようやく成功!


このソフト、オーサライズが実にめんどくさいのだ。バージョンアップ自体はホームページからダウンロードすれば済むのだが、認証のためには、そこに表示されるチャレンジ・コードというものをいったんメーカに送って、送り返されてきたレスポンス・コードというのを入力しなければならない。つねづね音楽系ソフトってのは他のジャンルに比べて、認証システムがやたら厳しいような気がしているが、これはもともと著作権管理に厳しい音楽業界の仕組みを反映しているのだろうか。単に、ミュージシャンっつー人種は所詮いーかげんなチンピラばっかだから違法コピーしまくるに違いない!とハナから決めつけてるだけだったりして(あながち否定できなかったりして…)


それはさておき、MAXの場合おもしろいのは、このソフトで作られたプログラムを走らせることができる「MAXPLAY」という読み取り専用ソフトが無償で提供されていることだ。要するにQUICKTIME MOVIEとかWINDOWS MEDIA PLAYERと同じ戦略。作品を制作するオーサリング・ツールを有料にし、それを再生するプレイヤーは無償配布するという、映像メディアでおなじみの方式を、「プログラム」それ自体をコンテンツとして行っているわけですね。受け手として触っているうちに自分も作り手になりたくなってくる…という意味では、メディアそれ自体が一種のデモとして機能するわけで、ある意味、下手にCMなんか打つよりも有効な「広告」かもしれません。



ともあれ、これで我がデスクトップのユニバーサル化計画、また1面クリア。 ステージアップ!という感じだな。