まつり

きわめて地味な渋東地区で数少ないイベントの一つが氷川神社の秋祭りである。


昨日買い物の途中立ち寄ってみたらすごい事になってたので、これは!と思い、家族そろって冷やかしに行く。綿菓子、焼きとり、焼きそば、タコ焼き、リンゴ飴、アメリカンドッグ、ヨーヨー、射的、各種くじ、風船、お面…いやはや大変な数の屋台が日頃は閑散として昼間も暗く寂しい神社の境内や参道にところ狭しと広がる様子は、なにかこうDNAレベルで心を揺さぶるものがあります。真っ暗な中に白熱灯の明かりが灯り、地面に老若何女が座りこんでいる、この暑く湿った空気はまさしく東南アジア。そういう目でみれば、お神楽の踊りも音楽もバリのバロンダンスを彷彿とさせたりして。


輪投げのコーナーを通りかかったら、何が気に入ったのか息子がわけのわからない鳥の光り物オブジェを欲しがり、泣き叫んでその場から動こうとしない。こういう時に便りになるのが我が妻で、「しょうがないわねえ」とヒョイッと輪っかを投げて、1発でゲット。続いて金魚すくい、亀すくいと次々と獲物をゲットする様子は小気味良いものがある。当方は?と言えば、勝負運もくじ運もメチャ弱いと自覚してるので、こういう時は高見の見物に徹してます…。