スピーチは苦手

しかし日曜の早朝は道が空いてて良いねー。車が少ないだけで空気も澄んでいるように感じられる明治通り午前9時。今日も羽田から伊丹空港へと飛び、大阪IMIの修了式とそれに先がけての講師会議に出席。


IMIでの式典ってのは、講師が「おもしろスピーチ」を義務づけられているという非常に特異な場である。いや「笑わせろ」とか誰かに指図されているわけではないが、各講師、年間の講義やワークショップのエネルギーを総和したぐらいの勢いで凄いパフォーマンスを展開するのが通例なので、そんな中で自分は何をしゃべるか考えるだけで頭と胃がキリキリ痛む超プレッシャーの場なのだ。まして生半可なネタで笑かそうったって通用しない、そう、ここは大阪。ステージであがったりすることはまず無いし、最近は大学で数百人が相手でも平気な顔して講義できるほど神経の太くなった当方だが、ここIMIでのスピーチだけは何度経験しても膝がガクガク震え、声は上ずり、もう本当逃げ出したいぐらい緊張します。ってのはちょっと大げさだけど。ま、とりあえず終わってよかった…


今年は同僚講師である有馬純寿(from rec*rep…)の話がいちばん面白かった。「こういう場面のスピーチは大体パターンが決まっていて、いちばん多いのは…」などと「スピーチについてのスピーチ」を滔々と始めた。言わばメタスピーチ? やるなあ!


で、もろもろあって、最後は学内カフェで立ち飲みスタンディングのパーティ。研究生たちと飲みつ語りつ、の時間もあまりないまま、時計をにらんでタクシーに飛び乗り新大阪駅へ。今夜も21:18ののぞみ最終新幹線にて、東京にとんぼ帰り。あわただしいことこのうえなし。