トライアウトその後(1)


かつてrec*repの対バンとして演奏してもらったこともあるユニット「iso nada」の倉垣くんから、先日の「rec*rep tryout1」の丁寧な感想メールが送られてきたので、紹介させていただきます。

わたしは、「rec*rep」を「レコーディング←→リプレイ」と理解しております、


ここでのレコーディングとは、今回のマイクによるレコーディング以外に、様々なレコーディングが含まれると考えておりました。


それは、以前のパフォーマンスでの、ミニマルな展開の、様々な表れは、様々な媒体、テクノロジー、通信、データ、記憶、シェア、等を含むレコーディングが、ライブで展開され、それぞれの演奏者が「rec*rep」しているという見え方でした。


それは、とてもスリリングで、面白いものでした。(個別に分散しつつ連携している)


しかも、それを支えるテクノロジーが、ぎりぎりで成立しており、コンピュータが温度を上げているようにも見えせめぎあいとして、単純な人とコンピュータでなく、3人という編成、そこにあるテクノロジーとの複雑な関係から、音が発せられているという唯一のユニットであると思っており、今回の公演においてもその部分が十分に伝わりましたので、大変楽しませて頂きました。


※8年の歳月は様々な環境の変化もあり、Mac/G4が普通に稼動しているように見え、その面でのスリリングな感じは少々少なく感じました。


フィジカルであるとか、ラップトップが使用されているという事での議論はここでは、あまり意味は感じられません。rec*repをライブで行うことと、3名という編成による可能性がまだまだ発揮される契機を含んでいると感じました。


今後も、可能な限り、rec*repの表現は見て・聴いていくつもりですので、よろしくお願い申し上げます。


倉垣くんのサウンド
http://sound.jp/krgk/