めずらしく


立て続けに打ち合わせ2件。最近はスローライフ(死語)なので、この程度でも過密スケジュールという感じ(笑)かつては1日に何件も用事をつめこんで「24時間働けますか(リゲイン)」な俺に酔いしれていた時代もあったけど、そういうののカッコ悪さを反省して最近はロハス(死語/っていうかいまだに意味よくわかってません)な感じで。極力ダブルブッキング、避けております。


今日の1件目は、友人がスタジオを設立したというので、久々会いに行ってこちらの音源を渡したり向こうの音源を聴いたりしながら、よもやま話。


2件目は、CMの音楽制作プロダクションで新しい案件の打ち合わせ。してから、よもやま話。


ま、しかし、どちらも業務に関わる決定事項についての話よりも「それでさ…」「ところでさ…」「そういえば…」という枕詞に続いてダラダラしゃべる話にこそ意味がある。という点が共通している。


というか、YES/NOとか2択3択で決められる事項なんてオンラインで全て済む今日、わざわざオフラインの「打ち合わせ」する意味なんて、無駄話にしかないのではないかといったら極論だろうか?(極論ではある) 不必要な無駄こそ、もっとも必要なことなのではないかね。



中国の故事


「無駄なものなど、すべて切り捨てよ」という役人に、老思想家がこう言った。


「あなたが地面に立つ時、必要なのは足の裏の面積だけの土地にちがいない。では、その土地を残して地面の他の領域をすべて消失させたとしたら、ポッカリとあいた空洞にそびえ立つ“足の裏の面積だけの断崖絶壁”に、あなたは立っていられるだろうか?」


とは言え、もちろん現実には、いろいろやらねばならない事は山積みで、「無駄」ばかりやってるわけにはいかないんだけどね。せめてこういう「無駄オッケー!」な気分だけは忘れたくないね。 (…それで、このように「無駄」なジャーナルをせっせと書いているわけです)