表現力のレッスン


大阪IMIで授業。ぎりぎりまでkeynoteの打ち込み準備など行なってから「靴下がない」「えーと、ブルゾンにするかコートにするか?」などとウダウダしたあげく、玄関先から「あ、忘れた、電話持ってきて!机の右の引き出し!」と妻に叫んだりして、ようやく家を出てタクシーで品川駅にかけつけ、京急で羽田まで向かい、離陸ぎりぎりの飛行機にかけこむ……という毎度のパターン。疲れる。って自分の準備が悪いだけか。


大阪で何気なく入った書店にて、鴻上尚史著「表現力のレッスン」購入。演劇を前提とするワークショップ指南書なのだが、感覚と表現をとぎすます方法が満載で、これはそのまま即興演奏のワークショップにも流用できそうだなーなどと真っ先に考えてしまうのは悪しき職業病か。



とりあえず要約すると、この本の主旨は、声と身体の感受性を刺激し、結果としてそれらを用いる表現力を向上させること。もっと言えば、人生をより深く楽しむことができるための「身体の教養」を高めること。そのための様々なレッスンやエチュードが紹介されています。


なので、役者、モデル、ダンサー、アナウンサー、司会者、歌手、演奏家、さらに教師や講師など、日常的に人前に立つ職業(およびそれをめざす人)は、ぜひ読むべき。と大推薦。


で、あっという間に読了しつつ、終電1本前の新幹線で無事に帰京。
しかし日帰りは疲れるなー。