老化

WONO2007-07-17



ここ数日、体調が思わしくない。ちょうど風邪で熱がある時のような悪寒、体の痛み、起きてられない怠さ。心臓も重苦しい。それなのに、測ると熱は全くないのが不思議。


これって一種の冷房病かな? と弱々しく言ったら、妻は「更年期障害じゃない?」と目を輝かせる。「いくらなんでも更年期には早いんじゃない?」「そんなことないよ。早い人は40代前半から来るって言うし!」と、なぜか妻は当方を更年期と決めつけたがる。妻というのはそういうものなのだろうか?


まあ別に、当方としては老化もやぶさかでない。いや、やぶさかな気持ちはあるが、だからって「"老化"じゃない、"成長"だ!」とマイケルジャクソンみたいな事をいつまでも言い張っていてもしょうがないし、更年期でも何でも受け入れようじゃありませんか。来るものは拒まず!しかし嫌なのは「中途半端」だ。


たとえば、白髪が少しずつ増えてくるってのは嫌なものだ。2、3本なら抜く気にもなるが、頭全体のあちこちに散発していると、いちいち処理するのもやっかいだ。黒髪が全て最終的には白髪になるのだとしたら、白髪を全て抜いていったら最終的にはハゲになるのではないか、理論的には?


だからって染めるのも業腹だ。中年を過ぎてから茶髪金髪ブリーチっつうのも、どうも「え?この髪?ファッションっスよ。俺的には全然、白髪とか関係ないっスよ」としらばっくれつつ内心ものすごく気にして鏡の前でブラシかけてる午前1時、みたいな自分の後姿が透けて見えて、とてもじゃないができない。周回遅れのチョイ悪気取りに見られるんじゃないかという恐怖(考えすぎか)


いっそ、ある朝起きたら髪が真っ白になっていた!って事なら楽なのだが。「なんちゃってウォーホール」気分。まあ現実には恐怖新聞とかメエルシュトルムの渦とか何かよほど特殊な体験でもしなければそれは無理か。こういった中途半端な気分のまま、いつのまにか白髪半分黒髪半分(と書くとブラックジャックみたいだが)のオヤジになっていくのだろうな…


って、えーと、そんな妄想が空回りするのも体調不良のせいか。