開発

そんな絶不調の中、ここのところ水面下で進めていたのが、24日のライヴに向けてのアプリケーション開発。と言えばきこえはいいが、なんのことはない、ミュージシャンにして腕利きのmax/msp職人でもある、バラさんa.k.a. EVALA氏に「んーとねー、こんなことできたらいーなー…」などとテキトーに絵を描いてそれをもとに独自のソフトウェアをプログラムしてもらうという殿様商売?(日本語ちがうな)完全丸投げ発注。


要は、来るべき即興演奏バトルに向けて、臨機応変に当意即妙の音を出せるよう、あらかじめあらゆる場面を想定しながらコンピュータを「楽器」にカスタマイズする作業だ。


これが、実に楽しい。いや無理難題押しつけられるバラさんは楽しくないかもしれないが、こちらは要求出すだけだから楽しいのは当たり前ではないか、と言われればそれまでだが。んー、単に好き勝手言う楽しさというのではなく、一応は当方もmaxかじった人間ではありますから、何が可能か、どうやってプログラムしていくか、 多少はわかるわけで、バラさんがどうプログラム組むか想像しながら、こういう場合はどうするんだ?と当方にはまず思いつかないプログラムを(わかりゃ自分でやります)リクエストする…っていう流れが、知的遊戯として楽しいのだな。


市販のどんな音楽ソフトを買っても、たいがい「もう少し、ここが○○○だったら…」と不満が残るし「別にここまでの機能はいらないんだけどな…それよりサクサク動いてくれた方が…」とムダに豪華な仕様に不条理を感じたりするものだが、この「俺アプリ」ならそんなストレスとも無縁。ストレスは地球をダメにする、って森高も歌って(以下略)


今日の段階では、これシェアウェアで売っても良いんじゃないかという感じの、汎用性の高いものを納品してもらってます。もっとも、これは音源を生成するプログラムではなく、仕込んだ音をリアルタイムに再生したり編集したりするためのプログラムなので、実際におもしろい演奏ができるかどうかはプレイヤーの仕込みと演奏能力にかかってるんだけどね……(と自分にプレッシャー)