最終公演


音響構成論ゼミの最終課題コンサート。仕込みの昨日と同様、早朝から大学へ。学生たちの自主運営ライヴなので仕事と言っても現場に立ち会うだけなのだが、会場の鍵を開けたりする管理責任上、最初から最後までつきあわなくてはならないのだ。うう、眠い…。


基本的にはそれぞれがコツコツ音楽を制作するゼミなので、ライヴと言ってもその運営ノウハウを伝えたわけでも、演奏について指導したわけでもない。要するにシロウト。なのだが、動き始めると案外それぞれがそれっぽくイイ感じになってくるのはいつも感じるところ。理論的に研究を深めるのが大学の役割なのは無論だが、こうした「祭り」の場を提供するのもそれに負けず劣らず重要なのではないかと考える所以である。


クラス全員がスタッフとアーティストを兼任している上、どうせサウンドチェックやらリハやらで本番前まで昼食の暇もないだろうと思い、会場の隅にフランスパン、ハム、バターを用意してビストロサトル(過言)をオープン。これでワインがあれば完全にヨーロッパのフェスの楽屋といった感じだが、さすがにそれは(笑)コンビニ弁当やおにぎりを買い込むよりもスマートだしそれぞれが好きなだけ食べられるし、結果的に安上がりなのですこの方法は。


で、ライヴ本番。


DJあり、ラップトップ演奏あり、ラップトップと生楽器の合奏あり、フツーにロックなバンド演奏あり、中にはタンタントントンと包丁でリズムを刻みお料理のように音楽を作るチームもあったりエアギター演奏(?)もあったりと、ありていに言えば玉石混淆ながらバラエティに富んだ内容。最後にはまるで卒業式の担任教師よろしく花束贈呈までされてしまったよ。ありがとう皆さん!


もちろん終了後は打上げ。本番に輪をかけて盛り上がったのは言うまでもなく。